「6年生の夏期講習前、塾からドカンと届いた『有名中学入試問題集(通称:有中・電話帳)』。この分厚い鈍器のような本、一体どうやって使えばいいの!?」
「そのまま解かせるの?」「いつ解かせるの?」「どんなテンションで?」
「キンコーズ等で裁断してコピーするべき?」
夏の天王山を迎える6年生の保護者の方が、必ずと言っていいほど直面するのがこの「有名中どうする問題」です。
今回は、実際にこの過酷な「有中作業」を完走し、早慶合格をつかみ取った我が家の実体験をもとに、挫折しないための具体的な裁断・コピー手順から、夏の効果的な演習・管理方法まで徹底解説します!
4大塾別:有名中学問題集の位置づけ(一覧)
まずは、各集集団塾における「有中」の位置づけを押さえておきましょう。
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SAPIX(サピックス):夏の課題として指示された学校・ページを怒涛の勢いで解く(有中の最大活用塾)。
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グノーブル(Gnoble):授業用プリントや復習テスト(G脳)の補完として、指示された単元やレベル別指定にしたがって演習。
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四谷大塚・早稲田アカデミー:『予習シリーズ』夏期講習テキストに加え、志望校の傾向(Y偏差値別)に合わせてピックアップして解く。
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日能研:『日能研入試問題集』等をメインとしつつ、上位クラスを中心に志望校対策の初歩として併用。
1. 最初の関門!「裁断&コピー」はやるべき?
結論から言うと、「背表紙をバッサリ裁断して、単元・学校ごとにコピー(またはB4プリント化)して解かせる」のが絶対的におすすめです。
あの厚み(約1,000ページ)のままでは、以下のようなデメリットしかありません。
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重すぎて開きづらく、書き込みにくい
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「こんなに分厚い量をやるのか」と子どもが精神的に圧倒される
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復習や解き直しの管理が親側で一切できなくなる
✂️ おすすめの裁断方法2パターン
パターンA:キンコーズなどの裁断サービス(圧倒的おすすめ!)➡数百円でできます
キンコーズや大型文具店、印刷所に持ち込むと、数分&ワンコイン(数百円程度)で専用の大型カッターで綺麗に背表紙を切ってくれます。 時間を金で買うスタイルですが、親の労力を考えると最もコスパが良い方法です。
パターンB:自力でカッターナイフで裁断 ➡かなり大変
節約する場合は自力で行います。
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本を数本(教科別、あるいは50〜100ページごと)のブロックに手で割る
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定規を当てて、背表紙の糊部分をカッターで数回に分けて切る
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2穴パンチで穴をあけ、大型バインダーやリングファイルにまとめる
💡 大事なポイント!
裁断した後は、ご自身で「解答用紙」だけをまとめてB4やA3に拡大コピー(120%〜130%拡大)しておきましょう。有中の解答用紙は小さすぎるため、本番に近いサイズ感で解かせるだけで記述の練習効率が段違いに上がります。ちなみに、ご家庭にコピー機がない方は、⇩が絶対お勧めです。
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2. 有名中学入試問題集の具体的な「回し方」
有中は「1ページ目から順番に全部解く教材」ではありません。全部やろうとすると夏休み中に確実に破綻します。
① 「塾の指定指示」を優先
まずは塾の先生から「〇〇女子の国語」「××中学の算数(大問3まで)」といった指定が出ます。まずはこの指示をこなすことを優先してください。ただし、優先すべきはあくまで【授業の復習】です。有中は副教材の位置づけとして考えましょう。我が家も指示の半分程度しか消化できませんでしたが、復習を優先したことで【無事に早慶合格】を果たせました。
② 志望校の「ワンランク下〜同等レベル」の学校を中心に
自由演習の時間が取れる場合は、「我が家の志望校と問題傾向が似ている、偏差値が同等〜やや下の学校」をピックアップします。
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記述が多い学校を目指すなら ➡ 記述メインの学校の過去問を有中から探す
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スピード・処理力重視なら ➡ 大問数が多く計算・短文答答が多い学校を探す
③ 1回で終わらせず「解き直しバインダー」を作る
解き終わったプリントは、ただ採点して終わりにしてはいけません。
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正解した問題 ➡ 破棄または保管用バインダーへ
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間違えた問題・時間がかかった問題 ➡ 「夏休み解き直し用バインダー」にストック
夏休みの後半(8月下旬)に、この「解き直しバインダー」に溜まった問題だけをもう一度解き直すことで、未定着の単元をゼロにして秋の過去問演習(志望校対策)へ突入できます。我が家はこの「解き直しバインダー」2月の本番当日まで使いました!
3. 親ができる「環境づくり」とメンタルフォロー
夏の有中演習で最も大切な親の役割は、「子供に問題の山を見せず、今日やるべき数枚だけを机に置くプロマネ(プロジェクトマネージャー)に徹すること」です。
裁断してバラバラにしたプリントから、「今日やる分」だけを朝、子供の勉強机に置いておきます。 「これだけやれば今日はOK!」という状態を作ってあげることで、子供の心理的ハードルは劇的に下がります。
まとめ:有中は「秋からの本格過去問演習」への最高の滑走路
有名中学入試問題集は、9月から始まる「志望校の過去問演習(SS特訓や志望校別特訓)」に向けた、いわば「他校の過去問を使った基礎体力作り」です。
最初は制限時間内に終わらなかったり、見たこともない形式に戸惑って点数が取れなかったりしても全く問題ありません。
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バッサリ裁断(キンコーズで)して拡大コピー(自宅プリンター)
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塾の指定+傾向の近い学校をピンポイントで解く
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親がプリント管理(プロマネ)をして今日やる分だけ渡す
この3つのステップで、過酷な夏の有中ラッシュを親子で乗り越えましょう!応援しています!
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