「今の塾からグノーブル(Gnoble)への転塾を考えているけれど、カリキュラムの進度が違いすぎてついていけなくなるのが怖い……」
難関校への高い合格実績や、文理別のクラス編成に魅力を感じてグノーブルへの転塾を検討する際、保護者の方が最も不安になるのが「塾ごとの進度のズレ(カリキュラムギャップ)」ではないでしょうか。
グノーブルのカリキュラムは、最も進みが早いと言われるサピックス(SAPIX)を基準に組まれています。そのため、他塾から移る場合はもちろん、同じような進度に見えるサピックスからであっても、特有の「ズレ」や「落とし穴」が生じます。
今回は、実際にグノーブルに通塾した我が家の経験をもとに、4大塾それぞれからグノーブルへ転塾する際の具体的な乗り越え方を解説します。
まずは、各塾からグノーブルへ転塾した際の「ギャップ度(難易度)」を一覧にまとめました。ご自身のお子様が通う塾の難易度をチェックしてみてください。
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SAPIX(ギャップ度:★☆☆☆☆):進度はほぼ同じ、問題形式・記述にズレあり
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日能研(ギャップ度:★★★★★):進度・スピードの差が最大。猛烈な覚悟が必要
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四谷大塚(ギャップ度:★★★☆☆):進度はややグノが早め。テキスト形式のギャップ大
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早稲田アカデミー(ギャップ度:★★★☆☆):進度はややグノが早め。塾のカルチャーギャップ大
1. サピックス(SAPIX)からグノーブルへの転塾
【ギャップ度:★☆☆☆☆ (進度はほぼ同じ、問題形式にズレあり)】
カリキュラムの進度や、毎回未製本のプリントの束が配られるシステム自体はグノーブルとほぼ完全に一致しています。そのため、「進みが早すぎて全く授業が理解できない」という致命的なギャップは原則起こりません。
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注意すべき落とし穴: 進度ではなく「記述の要求レベル」にギャップが生じます。 特に国語は、サピックス以上に「自分の言葉で説明させる記述問題」の比重が高いため、サピックスの選択肢問題や抜き出し問題で点数を稼いでいた子は、記述の多さに最初は圧倒されます。また、社会の進度が5年生の段階でサピックスよりさらに数ヶ月早いケース(歴史の導入時期など)があるため、事前の確認が必要です。
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乗り越え方: サピックスのシステムに慣れている子であれば、基礎体力は十分にあります。最初は国語の記述で部分点すらもらえず凹むかもしれませんが、グノーブルの強みである「文理別クラス」を活かし、苦手な側(文系)だけクラスを下げて先生からきめ細かい添削指導を受けることで、2〜3ヶ月で問題形式にアジャストできます。
2. 日能研からグノーブルへの転塾
【ギャップ度:★★★★★ (進度・スピードの差が最大。猛烈な覚悟が必要)】
日能研は「じっくり思考力を育てる」スパイラル方式をとっており、4大塾の中で最もカリキュラムが緩やかに進みます。一方、グノーブルは超高速。ここからの転塾は、全塾の中で最も激しいカリキュラムギャップ(未習単元の嵐)に直面します。
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注意すべき落とし穴: 特に「算数」と「理科」の進度の差が巨大な壁になります。 例えば、日能研では5年生の夏以降や冬にじっくり扱うような難関単元(割合、比、速さ、立体図形、水溶液、天体など)の基礎〜応用を、グノーブルでは5年生の前半や、場合によっては4年生の段階でサラッと終わらせています。「日能研ではまだ習ってもいない概念」が、グノーブルの授業では「知っていて当然」として応用問題に使われるため、最初の授業は宇宙語を聞いている状態になりかねません。
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乗り越え方: 4年生の間の転塾ならまだ間に合いますが、5年生以降の転塾の場合、塾の自習室や先生への質問だけで穴を埋めるのは不可能です。 転塾を決めた瞬間から数ヶ月間は、「算数・理科の未習単元を埋めるためだけに、個別指導や中学受験専門の家庭教師をスポットでつける」といった、家庭側でのブースト(強制的な穴埋め作業)がほぼ必須になります。クラスも一番下からのスタートを覚悟し、親がメンタルサポーターに徹する必要があります。
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特徴:SAPIXやグノなどの集団塾併用・駆け込み寺の代表格。一人の講師が全教科のバランスを見てくれる「受験ドクター」ならではのトータルサポートが魅力。プロ講師が対応してくれるので、安心感が高い。カリキュラムも熟知しているので、「日能研から転塾した。カリキュラムギャップのフォローをお願いしたい」で、スケジュールを組んでくれるはずです。
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アクション:受験Dr よりも、空きが少ない印象ですので、まずは資料請求と問い合わせをして、どの程度のフォローが必要か相談してください!オンライン授業も一部対応しています。
3. 四谷大塚からグノーブルへの転塾
【ギャップ度:★★★☆☆ (進度はややグノが早め。テキスト形式のギャップ大)】
四谷大塚は『予習シリーズ』という完成された素晴らしい製本テキストをベースに、予習を前提としたサイクルを回します。一方、グノーブルは「完全復習主義」であり、予習は一切禁止(未製のプリント配布)です。この学習スタイルの真逆さに親子で混乱が生じます。
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注意すべき落とし穴: 進度としては、グノーブルの方が全体的に数ヶ月〜半年近く先を行っています。四谷大塚で5年生の後半に習う重要単元が、グノーブルでは5年の夏前に登場しているイメージです。 また、予習シリーズの「解説を読んでから授業に臨む」スタイルに慣れている子は、グノーブルの「授業で初めてその問題に出会い、その場でパズルを解くように思考する」ライブ感についていけず、フリーズしてしまうことがあります。
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乗り越え方: まずは「予習の習慣」を完全に捨て、「授業を集中して聞き、その日のうちにプリントを復習する」グノーブル流の歯車に脳を切り替えさせます。幸い、予習シリーズという最高の参考書が手元にある状態なので、グノーブルで未習単元が出てきた際の「辞書・家庭学習の補助教材」として予習シリーズを捨てずにキープしておくと、親が家でフォローする際に非常に役立ちます。
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- また、予習型➡復習型に塾のやり方が変わると、お子様も親も、フォローの仕方が変わります。まずはグノーブルの先生へ相談すれば、大抵の事は解決できますが、最初の数か月だけでもペース配分や、復習のタイミングなどのペースメーカーとして、短期間でいいので個別フォロー塾をオンラインで使う手もあります。
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特徴:短期間でも利用可の個別塾。大手塾のカリキュラムを「今、どう活用すべきか」に特化した、完全マンツーマンの個別指導塾。今やっているグノのテキストの消化スピードを劇的に上げる戦略を組んでくれます。グノーブルのテキスト自体を持っている可能性もあるので、こちらの話もスムーズにすすみます。転塾したけど、カリキュラムギャップを埋めたいと言えば、親身になって相談してくれます。
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4. 早稲田アカデミー(早アカ)からグノーブルへの転塾
【ギャップ度:★★★☆☆ (進度はややグノが早め。塾のカルチャーギャップ大)】
早稲田アカデミーは四谷大塚の『予習シリーズ』を主教材として使用しているため、カリキュラムの進度やズレに関しては上記の「四谷大塚」とほぼ同じ(グノーブルの方が数ヶ月早い)です。しかし、早アカからの転塾で一番ギャップを感じるのは「塾のカルチャー(雰囲気)」です。
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注意すべき落とし穴: 早アカの代名詞である「ハチマキ」「大きな声での挨拶」「熱血・体育会系の宿題管理」という強烈なプッシュ型指導に慣れている(あるいは疲れてしまった)子がグノーブルに来ると、グノーブルの「知的好奇心を刺激する、スマートで洗練された授業」に拍子抜けするか、逆に「自分でやらないと誰も怒ってくれない」という環境に甘えてしまうリスクがあります。
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乗り越え方: 早アカでは「宿題をやらないと先生に厳しく詰められるからやっていた」という受動的なタイプの場合、グノーブルに移った途端に家庭学習をサボり始め、一気にクラスが落ちます。 グノーブルへの転塾を機に、親は「お尻を叩いてやらせる」指導から、「大量のプリントを一緒に整理し、自走できるように環境を整える」サポート側へシフトしなければなりません。子ども自身の「自立への脱皮」が強く求められます。
- 予習型➡復習型に塾のやり方が変わると、お子様も親も、フォローの仕方が変わります。まずはグノーブルの先生へ相談すれば、大抵の事は解決できますが、最初の数か月だけでもペース配分や、復習のタイミングなどのペースメーカーとして、短期間でいいので個別フォロー塾をオンラインで使う手もあります。
SS-1(エスエスワン)➡ 短期間スポット対応、復習のスケジューリングも組んでくれる-
特徴:短期間でも利用可の個別塾。大手塾のカリキュラムを「今、どう活用すべきか」に特化した、完全マンツーマンの個別指導塾。今やっているグノのテキストの消化スピードを劇的に上げる戦略を組んでくれます。グノーブルのテキスト自体を持っている可能性もあるので、こちらの話もスムーズにすすみます。転塾したけど、カリキュラムギャップを埋めたいと言えば、親身になって相談してくれます。
まとめ:最初の3ヶ月の「クラス落ち」は単なる順番のズレ
どの塾から転塾するにしても、最初の3ヶ月間は「前の塾の貯金が通じない」「グノレブ(実力テスト)の偏差値が10近く落ちる」といった痛みを伴うのが普通です。
しかし、これは単なる「カリキュラムの順番のズレ」であって、決してお子さんの能力が劣っているせいではありません。
グノーブルの先生方は、他塾からの転塾生に対して「どこが未習になっているか」を非常によく理解しています。入塾・転塾の手続きの際に、前の塾のカリキュラム表を見せながら「この単元が抜けてしまうのですが、どうフォローすればいいですか?」と相談すれば、フォロープリントの指示や具体的なアドバイスを必ずくれます。
最初の数ヶ月のクラス落ちに一喜一憂せず、半年後に歯車が噛み合うことを信じて、親がどっしりと構えてあげてください。グノ名物の「大量のB4プリント(しかもホチキス留めなしでバラバラになりやすい!)」を2穴パンチでパチパチ穴あけしてバインダーにファイリングする作業は、最初のうちは親御さんも本当に大変だと思います(我が家も何度プリントの海に溺れかけたか分かりません笑)。 ですが、親が「プリント整理のプロマネ」に徹して環境を整えてあげれば、子どもは必ず半年後に自分の足で走り始めます。応援しています!
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