どんな子が【中学受験グノーブル】に向いているのか?
我が子の特徴や性格もふまえて、列挙すると以下の6点です。
上の3点はサピックスにも向いている子とも言えますが、
下の3点がグノーブルに向いているのではないかと思います。
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自ら家庭学習できる子
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大量のプリントを管理できる親(家庭)
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難関校以上(目安サピックス偏差値55以上)を目指す家庭
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できるだけ同じ先生の授業を受けたい(クラス変動で毎月違う先生になるのは嫌)
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文系・理系 で得意不得意が激しい
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近くに校舎がある!!(⇚一番大事)
カリキュラムはサピックスに酷似していますし、システムもかなり似ています。
ということはサピックス向きの子はグノーブルに向いている事にもなります。
特に上の3点はサピックスの特徴でもありますから、サピックスからの転塾組もいます。
自ら家庭学習できる子 ≒(言われなくても宿題を行える)
グノーブルの宿題(家庭学習)は、4年次からかなりのボリュームがあります。
授業の翌日、復習する程度では太刀打ちできません。
テキストを2回、3回繰り返して、それなりの点数が獲れます。
そして、先生もそれを求めています。
という事は、それを自主的にでできる子でないと、あっという間に置いておいていかれます。
しかも、サピックスと同様、進行が早いので、かなりの負担を覚悟する必要があります。
いちいち、親に言われて机に向かうようなタイプは苦労しますし、下手すると勉強が嫌いになります。
【毎日、机に自ら向かえる子】であればグノーブル向きです。(というか、どこの塾でもやっていけますね)
プリント管理をできる親(家庭)
これもサピックスと同様ですが、グノーブルは、まとまったテキスト(予習シリーズみたいな物)はありません。毎回毎回、【B4のホチキス止めのプリントの束=その回のテキスト】を配布され持ち帰ります。
しかも、1教科に1つではなく、算数などはそれが1週につき2,3束。
そしてそれぞれの回答解説、加えて確認テスト、回答解説など、とにかく大量です!!
たとえば、これが1回の算数の配布されるプリント類です。
これが、1教科1回分。テーマによっては追加のプリント教材が頻繁にあります。
これは、大人が管理していくのも大変です!
テスト前に「●●回のテキストどこ?」「▽▽の単元苦手だから、もう一回やりたい」という時にすぐ見つけるのは、きちんと管理してあげないと、とんでもないことになります!
グノーブルに通わせる親の一番の仕事はこれ!だと思います。
ファイリング、整理整頓、仕分けなどが得意な方は、能力が発揮できますよ!(笑)
(もちろん、親が勉強を教えることも、沢山あるのが現状ですけども。)
御三家、早慶、超難関校が目標
何度も言いますが、グノーブルのカリキュラムは他塾よりも、早いです。
(教科によってはサピックスより早いです)
そして、内容もかなり高度。
例えば、算数の特殊算は、小3で扱い始めますし、国語は全て記述問題。
社会は5年生で歴史を全て終わらせます。
これは、「塾として御三家を目指すためのカリキュラムである」と
入塾説明会でも言っていました。
ですから、巷で最近聞く「ゆる受験」などとは程遠い世界です。
もし、「ゆる受験」派なら、絶対に入塾してはいけません!
一方で、「御三家は狙わないけど、そのちょっと下の超難関校、そして、早慶 あたりが第一志望」
という事であれば、グノーブルはおすすめ。(実際J太郎もそうです)
目安としてはサピックス偏差値55 以上でしょうか。
あくまでも目安ではありますが、
テキストの内容、求められているレベル・量を考えると、
それよりも下の偏差値帯の学校への受験勉強としては、多牌です。
ここまでやらなくても、基本を徹底させる方法で、十分合格できます。
むしろ、このカリキュラムを課す必要もないので、難問などに時間をかける授業が、回り道をする事になりなねないのでグノーブル以外の塾、カリキュラムを選んだ方が、スムーズな受験生活になります。
できるだけ同じ先生の授業を受けたい
これは、塾の規模、そして校舎の規模になるのですが、
J太郎は中規模校舎だったため、
クラスが上下したとしても、同じ先生に見てもらえる事が多かったです。
(グノーブルでも自由が丘などのマンモス校舎は、こうはいかないと思いますが)
やはり、子どもことを長く見てもらった方が、弱点やアドバイスなどももらいやすいですし、
子どもにとっても、安心して勉強に集中できると思います。
J太郎の例ですが、算数の成績が少し下がってきた際に、
「計算力とスピードが遅いのではないでしょうか?」とこちらからの質問をグノーブルへ投げかけましたが、
「1年間みていますが、他の子よりも遅いと感じることはないですよ。
それよりも、最初の1手を考えすぎて、手が止まってしまう傾向がありますね。」
というアドバイスを返されたことがあります。
長い間、同じ先生が見ているからこそのアドバイスをもらえ、
「同じ先生に長く習う」というのはメリットとして大きいと思います。
文系・理系 で得意不得意が激しい
グノーブルのクラス編成の特徴は、文理でクラスが違う事です。
文系が一番上のクラス でも
理系が6クラス中4番目 という事も起こりえます。
(こちら↓の記事でも詳しく書いていますので合わせてお読み下さい)
他の塾であれば4教科の合計でのクラス編成ですが、
グノーブルでは
●得意科目は高いクラスで、ハイレベルの授業
●不得意科目は、基本から丁寧に下のクラスで授業
という事が自然にできるシステムになっています。
これは、大きなメリット。
ほとんどの子は得意不得意があるはずです。
合計点で判断されて、実力以上のクラスで授業を受けて、ついていけなくなる教科が出てきてはもったいない。
算数などは、クラスにより、授業内で扱われる問題も違うので、
上位クラスだと、基本的な確認はせずに、応用問題に入ることもあります。
4教科の総合点は良くても算数は苦手な子などは、基本から扱ってほしいはずです。
集団塾では個々のレベルに合わせての授業がやりにくいものですが、
文理別クラスのシステムであれば、これが回避できるのです。
4大塾にはない、グノーブルの大きなメリットです。
近くに校舎がある!!(⇚一番大事)
これは物理的なことですから、ご家庭がどうとか、子供がどうとかは関係ないですね。
でも、とっても重要なポイント。
低学年からの通塾であれば、通塾時間が長ければ心配です。
高学年になれば、通塾は週4~5回 となり、遠くまで通うと夜も遅くなり、学習時間が削られます。
我が家の場合は、片道30分以上かかってしまうようなら、候補から外しました
特に夜遅くに帰宅する事が睡眠を削るので、学習面でも、健康面でもマイナスしかありません。
(帰宅時間は、サラリーマンの酔っ払いと同じ電車で帰宅しますから、要注意)
安全面、健康面、学習面 どれをとっても遠い校舎への通塾は避けるべきです。
残念ながらグノーブルは、関東近辺でもそれほど校舎数が多くなく、その点で候補に入らない家庭が大半かもしれません。
(もし、お近くに校舎があれば、ラッキー!ですね。)
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