いよいよ、GW講習の時期となりました。
志望校別のクラスという事もあり、
親も子も、すこし通常とは違うテンションになる時期でもありますね。
GW講習の位置づけ
志望校別のクラスとなると、同じクラス=ライバル という意識も芽生えて、
親も「志望校別のクラスで上位にいないと!」という気持ちが強くなります。
と同時に、子供への過度なプレッシャー(圧)を与えてしまうことも多々あります。
ですが!
正直なところ、我が家の経験上、GW講習の出来不出来などは合否には関係ない!と思っています。
なぜなら、6年のGWの時期に扱う問題としては、難しすぎるからです。
グノであれ、他塾であれ、学校別の冠が付いているのですから、
当然、過去問の類似問題や、想定される予想問題を演習します。
でも、まだ本番は半年以上先。この時期に解けるような問題ではありません。
この時期に、こういった問題をやるのは、
メリットとしては
★ショック療法
★志望校までの距離を確認する(出題される問題形式の意識づけ、相手を知る)
という部分でしょうか。
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★ショック療法
繰り返しますが、まず、この時期に志望校の問題は解けません(笑)
ただ、
「自分の受ける学校は、こんなに難しい問題が出るのか!もっともっと勉強しなければ!」
というモチベーションへ導くためであれば、プラスに働きます。
逆に、「難しすぎる・・・・。無理だよ」という、意識になると、モチベーションが下がり、マイナスになります。
ちなみに、我が子はこちらのパターン。毎日、帰ってくると、
「全然、解けなかった…。国語はビリだった…」という感じで、かなりショックをうけ、
モチベーションも下がり気味でした…。(でも、志望校別では下位にいましたが、最終的には合格できましたよ♪)
★志望校までの距離を確認する(出題される問題形式の意識づけ、相手を知る)
この時期、親は赤本などで、過去問などに目を通すこともあるでしょうが、
子供たちはそんなことはないですよね。(むしろ見せてはいけないです。)
つまり、このGW講習ではじめて、志望校の過去問や、似た形式の問題にとりくむことになります。
そして、「国語は、説明文、物語、両方でるのか。漢字問題は結構、多いな。ことわざは出ないのか」「理科は記述が多いな、逆に算数はあまり記述はなくて、答えのみの形式か」
という、問題形式を初めて意識することになるのではないでしょうか。
ここで、アンテナを張っておけば、
こども自ら「漢字はもっとしっかりやろう」
「物語ばかり授業でやっているけれど、説明文もとけるかな?説明文は模試の復習もしっかりやらなければ。」
という、志望校攻略へむけた、第一歩目を踏み出すきっかけになります。
この意識をもって、これから5月以降過ごせれば、より効率的に志望校対策ができるはず。
通常授業であっても、どこを重視して勉強するか、濃淡をつけて、志望校が出してくるポイントや分野をより重点的に勉強できますので、そういった意味では、志望校別のGW講習はメリットがあります。
ですが!
GW講習よりも大事な事がある!
今思えば、通常授業が休みになるこのタイミングで、
GW講習よりもやるべきことがあったと感じています。
この時期に志望校別のGW講習をうけるよりも、
通常授業で抜け落ちた分野や、弱点強化をしっかりできるチャンスなのです!
通常授業がストップしているこの時期、そして学校がないこのタイミングでなければ、しっかりとした時間がとれません。
弱点強化のラストチャンスとまでは言わないですが、(まだ、ラストチャンスは後ろにあるので)、
このGWをどう使うかは、大事な判断です。
もし、もう一度6年生のGWが来たら…
志望校別講座に、自分の志望校がない場合
➡GW講習は受けずに、家で、通常授業の総復習(6年生のNo1~)& 5年後期以降の模試の再復習 (または算数の弱点強化)
志望校別に、志望校の冠がある場合(グノ偏差値60以下)
➡GW講習は受けてもいいが、家での復習は最小限(場合によっては復習しない)
家で、算数を中心とした通常授業の総復習(6年生のNo1~)
志望校別に、志望校の冠がある場合(グノ偏差値60以上)
➡GW講習 (ただし、復習を必要以上に頑張らない。まだ解けなくていい問題が沢山あるので)
実際、我が家は志望校別に、志望校の冠がある場合(グノ偏差値60以下)
で、講習には参加しましたが、GW講習の復習は最小限にしました。
まだ、焦る必要は、全然ないのです!
基礎固めや、通常授業の定着を図ることが、大事な時期です!
無理に、志望校の過去問や類似問題に取り組むよりも、しっかりと地固めをしましょう!
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