グノーブルの国語
前回はグノーブルの社会のカリキュラムが特徴的であるお話をいたしました。
国語の授業についても、他塾と大きく異なる部分があります。
記述オンリー
それは、国語の通常授業(平日授業)は 記述問題のみ!
です。
6年生の土曜特訓が始まるまでは、客観問題には一切触れません。
こちらが実際の6年生前期テキストになりますが、
本当に記述のみ (1回の授業にこれが2,3ページあります)
選択問題、抜き出し問題、接続詞、などは読解の中では一切扱いません
(漢字や文法、ことわざは別ページにあります。)
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サピックスの国語も記述中心の授業のようですが、
Aテキストで客観式の問題が出されていて、授業で触れることもあるでしょう。
一方、グノーブルの場合は、通常授業は記述のみ! 客観式の問題に触れることはありません。
作文が得意でない子などは、最初はかなり苦労しますが、
授業内では、クラスのレベルのあわせて、ヒントやキーワードを与えながら行われます。
授業をクリアしていくと、書くことが当たり前になってきます。
(国語の問題=記述問題 の意識になります。)
J太郎も作文が下手で、
主語と述語がバラバラの文、句点がなく長い1文など、
読むに堪えない文を書いていました。実際、意味が通じない文章ばかりでした。
しかし、数をこなすうえで、さすがに意味の通る文を書けるようになり、
これは、国語だけでなく、他教科の記述対策にも有効でした。
4年生から約3年間、常に記述問題と向き合うので、かなりのトレーニングになりますし、
なにより、記述はごまかすことができません。
このトレーニングのおかげで、模試やテストで【記述が白紙】という事はなくなり、
何かしら書けるようになります。
学年が進むにつれて、キーワードを意識したり、
問いに対して答えになっているか自分で確認できたりして、得点量が向上しました。
実際の授業では
授業内では、
ノートに書いた答案を先生が見回りながら添削をし、
その場で書き直させるスタイル。
当然、一回で〇がもらえるはずもなく、2度3度繰り返し書き直しながら、
より良い解答を作り出す形です。
家庭学習
家庭学習(宿題)はあまり出ませんが、
授業で扱った記述の正書をしていくと、丁寧に添削してもらえますので、
J太郎はできるだけ提出するようにしていました。
記述以外の対策は?
では、記述以外の対策はどうしていくのかというと、
6年生になって土曜特訓、日曜特訓の中で行われる問題演習で扱われます。
また、6年生の後期になると、通常授業も実際の過去問の問題演習になっていくので、
6年生の後期から選択式の問題に取り組んで行く形。
以上、
グノーブルの国語は記述に比重を置いている
という事が特徴です。
補足
繰り返しになりますが、グノーブルの国語で扱われている文章のレベルは、非常に高いです。
そして、問われる部分も同様にハイレベル。
模範解答を大人が読んでも、「これは(大人でも)書けない…。」
というモノがかなりあります。
大学受験でも遜色ない文章で、かつ求められる解答もハイレベルですから、
保護者はこれに向き合ったときに、面食らうと思います。
そして、
これを家庭で教えるのは、私は絶対に無理だと思います。
と同時に、
グノーブルの先生方も、「国語の読解部分は、家庭学習では無理にやらないでください」
とおっしゃっています。
漢字やことわざ、文法などの知識部分をしっかりと家庭学習でクリアしていき、
読解(記述)の直しは、時間があれば、授業でやった問題の正書を2,3問くらいでも、充分。
そして、これは賛否あると思いますが、
我が家では、4年生5年生時は、解答をJ太郎に渡して、
解答を読むことも家庭学習としました。
小学生では感じることの難しい気持ちを読み取らなければならない文のオンパレードですから、
解説を読むだけでも、かなり勉強になったのでは?!
と思います。
テキストに扱われている文章は、大人でも十分読み応えがある文章です。
私も、時間があるときに読み、涙腺が緩む事も多々ありました。
そこまで時間が取れないとは思いますが、
数回に一度でも、
親も本文を読んでみる事もお勧めします。
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